
「親亡き後に、子どもだけでやっていけるか将来が心配…」
「軽度知的障がいを持つけど将来自立ってできるの…?」
上記のような悩みをかかえている方も多いのではないでしょうか。
軽度知的障がいを持つ方は日本では15万人を超えており、年々増加傾向にあります。
親と一緒にいる間は、生活をサポートしたりできますが、亡くなった後のことや将来の自立を考えると、頭を悩ませる方は少なくありません。
そこで札幌市西区にある就労継続支援B型事業所の「ジャバメート」が、知的障がいを持つ方が将来自立できるかや、選択できる雇用形態やおすすめの仕事についてご紹介します。
将来のことを考えると不安を感じるという方は、参考にしてみてください。
目次
親亡き後は?軽度知的障害のある方は将来自立できる?
結論からいうと、軽度知的障がいのある方は、環境が良ければ自立できます。
優しい人が多かったり、仕事ができなくてもこまめにサポートしてくれる方が周りにいたり、自立をサポートしてくれる環境を探すことが大切です。
しかし、昔と比べると知的障がいに対する偏見が少なくなったと言われていますが、まだまだすんなりと受け入れる人や会社は少なく、相性の良い仕事を見つけなければ自立が難しいのが現状です。
また、軽度知的障がいのある方が親元から離れる際に、将来の自立で選べる選択肢は、以下の2通りになります。
- グループホームに入る
- 一人暮らしで生活する
それぞれどのような生活になるか解説していきます。
軽度知的障害のある方が選べる選択肢1:グループホームに入る
軽度知的障がいのある方は、自立する際にグループホームに入る選択肢を選べます。
グループホームは主に軽度から中度の障がいを持つ方が入居していることが多く、障がい区分の上限はありません。
そのため、幅広い世代の方が入居しており、交流を行いながら生活をしていきます。
また、グループホームの家賃などの利用料は上限が決まっておらず、施設によって異なる点に注意しましょう。
グループホームに入居している方の多くは、障がい基礎年金と就労継続支援の賃金・工賃、または障がい基礎年金のみとなっています。
グループホームで暮らす場合は、障がい福祉サービスの利用料や食費・家賃・光熱費を目安に考えておきましょう。
就労継続支援B型事業所のジャバメートは、仕事になれるために自分のペースで働きたい方におすすめです。工賃も高く、平均工賃は5万円を超えています。
ジャバメートで仕事に慣れてからA型に移行することももちろん可能ですよ。実際にグループホームから通われている利用者さんもいらっしゃいます!
軽度知的障害のある方が選べる選択肢2:一人暮らしで生活する
軽度知的障がいのある方が選べる選択肢として、一人暮らしで生活する方法があげられます。
一人暮らしで生活する場合は、自身で生活に必要な家賃・食費・水道光熱費などを支払っていく必要があります。
そのため、軽度知的障がいのある方の中でも一般就労を行っている方がおすすめです。
一人暮らしが難しくなったタイミングで、グループホームに入所するという方法もあげられます。
自立する中で一人暮らしを選択する場合は、収入がある程度稼げるか検討したうえで選択するのがおすすめです。
軽度知的障害の方が選択できる雇用形態
軽度知的障がいのある方が選択できる雇用形態の種類は、「一般枠」「障がい者枠」「就労継続支援」の利用の3つになります。
それぞれどのような働き方になるか解説していきます。
一般枠
一般枠は一般雇用を指し、障がいがない方と変わらない条件で一般企業に就職する形になります。
たとえば、障がいがあることを知られたくないという方に向いています。
また、障がいがない方と同様の条件になるため、収入が安定しやすいというメリットがあります。
しかし一般枠の場合は、障がいの特性を考慮して働いてもらうことが難しいことから、仕事に関して悩みを抱えやすいデメリットです。
メリットとデメリットを考慮したうえで一般雇用を選択するか検討しましょう。
障がい者枠
障がい者枠は、一般企業の中でも障がいの特性に配慮してもらうために、自ら配慮事項を申し出て働きます。
障がいに関して職場に公示する必要がありますが、障がいの特性を考慮してもらいながら働けるため、働きやすい点がメリットです。
ほかにも障がい者枠の中には特例子会社があり、障がいに対して考慮してくれる会社よりもさらにきめ細やかに考慮してくれる点が魅力となっています。
職場に障がいの特性を申し出る・公示する必要がある点がデメリットです。
就労継続支援を利用する
就労継続支援はA型とB型があり、一般枠や障がい者枠で働くのが難しい方でも働くことが可能です。
A型とB型はどのような違いがあるのか解説していきます。
就労継続支援A型
就労継続支援A型は、事業所と雇用契約を結び、仕事に従事します。
一般企業に就職する場合と比べて給料は低いですが、一般就労のように給料が安定する点がメリットです。
また障がいの特性に合わせて働けるので、グループホームの入居を視野に入れている方や将来一般企業で働きたい方に向いています。
就労継続支援 B型
就労継続支援B型は、事業所と雇用契約を結ばない代わりに、就労継続支援事業所に通って作業を行い、工賃を受け取るという働き方です。
年齢制限がない点や、働く時間・日数を自分の状態に合わせて決められますよ。
たとえば、将来自立するために少しずつ働くことに慣れていきたいと考えている方に向いているでしょう。
ジャバメートは就労継続支援B型事業者で、平均時給も高いほか、働くことに慣れていない方でも働きやすい環境を作っています。
自立支援として自分の洗濯物を1週間に一度洗える「洗濯支援」を行っています。洗濯だけでなく、シミ抜きなど洗濯に関する知識も得ることができますよ。
これから将来自立することを目指して働きたいと考えている方は、一度ジャバメートに足を運んでみてください。
軽度知的障害のある方が将来自立するためにおすすめの仕事4選

軽度知的障がいのある方が将来自立するために働きたい場合におすすめの仕事は、以下の4つです。
- 軽作業・清掃業
- 卸売・小売業
- クリーニング業
- 事務職
軽作業や清掃作業は、言葉からもイメージしやすいように、簡単な作業を行ったり会社の清掃員などを行う仕事です。
軽作業系は特に工場などで流れ作業や在庫管理を行う仕事で、繰り返しの作業になるため、一度覚えると軽度知的障がいのある方でも働きやすいでしょう。
また清掃業であれば少人数での作業になるため、コミュニケーションが少なくてすむので、軽度知的障がいのある方でも働きやすいですよ。
2.卸売・小売業
卸売・小売業に関しては、主にバックヤードのお仕事になります。
たとえば商品の品出しや在庫管理、パッケージ作業などが仕事例としてあげられます。
接客を行う必要がないため、臨機応変な対応を取るケースが少なく、知的障がいの方でも働きやすいです。
また接客を行っている方の業務効率を上げるうえでは欠かせないポジションになるので、やりがいを感じやすいですよ。
3.クリーニング業
クリーニング業は、衣類やタオルなどの洗濯、乾燥、たたみ、仕上げといった工程があります。これらの作業は、業務内容の変化が少なく、手順が明確であるため、知的障がいのある方でも安心して働くことができます。
クリーニング業は、自分の仕事が目に見える形で残り、お客様に喜んでもらえる仕事です。知的障がいのある方でも、自分の能力を活かして活躍することができます。
4.事務職
事務職はPCを活用して店舗や事業所のサポートを行います。
たとえば、データ入力や勤怠のチェック、書類作成などが主な仕事です。
また知的障がいの方でもPCスキルがあると注目されやすく、実績を積み重ねていくと一般企業でも事務員として働ける可能性があります。
軽度知的障害のある方におすすめな仕事の探し方

軽度知的障がいがある方が将来自立するために働きたい場合は、以下の4つの方法で仕事を探すのがおすすめです。
- ハローワークを活用する
- 人材紹介サービスを利用する
- 就労移行支援事業所を利用する
- 相談支援事業所を活用する
それぞれどのような方法になるのか解説していきます。
ハローワークを活用する
ハローワークは全国各地にあり、国が運営する総合的雇用サービス機関です。
ハローワークには、障がいに関する専門知識を持つ職員や相談員がいます。
就職に関する相談に応じたり、きめ細かい支援体制を整えているため、一般企業に就職したい場合や障がい者雇用を行ってくれる企業を探したいときにおすすめです。
人材紹介サービスを利用する
人材紹介サービスは、転職エージェントがあげられます。
転職エージェントは担当者が就職に対する希望条件などを聞いてくれて、一緒に希望に合う仕事を探してくれます。
ただし担当者によって対応が異なるため、相性の良い担当者を見つけることが必要です。
一般の求人情報サイトでは持っていない非公開求人も保有しているので、一般企業に就職したい方や障がい者雇用を実施している企業を探したい方に向いています。
就労移行支援事業所を利用する
就労移行支援事業所は、障がいがある方が就労できるように必要な知識や技術の訓練を行なってくれる場所です。
知識や技術の訓練だけでなく、就職活動のサポートや相談なども行っています。
障がい者手帳を持っていない方でも、主治医の診断書や意見書があり、自治体の判断で認められると利用できますよ。
一般就労を目指して働きたい方や知識・技術を定着させながら働きたい方におすすめです。
相談支援事業所を活用する
相談支援事業所は、就労継続支援A型事業所やB型事業所を探したい方に向いています。
相談に合った情報提供や機関の紹介、福祉サービスの援助などを行っていますよ。
相談支援事業所は全国に配置されていて、札幌市にも多くの相談支援事業所があります。
札幌市公式サイト
具体的にどのようなサービスを利用するべきか丁寧に相談に乗ってくれるため、仕事の探し方がわからないなど悩んでいる場合は、一度相談支援事業所を活用してみてください。
軽度知的障害のある方が将来のために知っておきたい、仕事で抱えやすい悩み
知的障がいの方が仕事で抱えやすい悩みは、以下の3つです。
- 暗黙のルールやマナーなどがわからない
- 仕事を覚えるのに時間がかかる
- 報連相が上手く行えない
それぞれの悩みに対して対処法も解説しているので、事前に確認しておくとトラブルを防げるでしょう。
1.暗黙のルールやマナーなどがわからない
知的障がいの方が抱えやすい仕事の悩みでは、会社や業界の暗黙のルール・マナーがわからない場合が多いです。
暗黙のルールやマナーがわからない点からミスをしてしまったり、周りの方とコミュニケーションが上手く取れずに孤立してしまったりするケースがあります。
たとえば、ハローワークや職業訓練・就労移行支援事業所などを活用すると、暗黙のルールやマナーを学ぶことが可能です。
2.仕事を覚えるのに時間がかかる
知的障がいの方は、仕事を覚えるまでに時間がかかってしまうケースも少なくありません。
仕事を覚えるまでに時間がかかる場合は、覚えたら次の仕事を教わるなど段階的に仕事を教えてもらうのがおすすめです。
覚えるのが不得意な場合は、上司や先輩に事前に仕事を覚えるのに時間がかかる旨を伝え、段階的に仕事を教えてもらうようにしましょう。
3.報連相が上手く行えない
知的障がいの方は、報連相が上手く行えない点で悩みを抱えている方も多いです。
報連相をついつい忘れてしまう場合は、定期的に報告するタイミングを決めておいたり、メモを細かく取るようにしたりすると良いでしょう。
たとえば仕事にのめり込みすぎてしまうと、報連相を忘れてしまうケースが少なくありません。
覚えているタイミングで細かく伝えておくと、大きなミスに繋がりにくいでしょう。
まとめ
知的障がいを持つ方は、将来自立したい場合は、一人暮らしやグループホームに住む選択肢があげられます。
また、働きたい場合はハローワークや就労移行支援事業所、相談支援事業所などを活用すると、希望条件に合った職場が見つかりやすいです。
仕事に少しずつ慣れていきたい場合は、ジャバメートのような体調や状況に合わせて働ける就労継続支援B型事業所の活用がおすすめになります。
おすすめの仕事や悩みを抱えやすいポイントを考慮したうえで、将来どのように自立していくか検討していきましょう。
まずはジャバメートでお仕事に挑戦してみよう!

ジャバメートは、札幌市西区二十四軒(札幌中央卸売市場向かい)にある、就労継続支援B型事業所です。地下鉄東西線「二十四軒駅」から徒歩8分と、地下鉄で通える便利なアクセス。
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