
「発達障がいの影響でなかなか仕事が続かない…」
「発達障がいがあっても仕事が続きやすい職業ってなんだろう…」
上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
発達障がいの特性よって、向いている仕事と向いていない仕事があります。
そこで札幌市西区にある就労継続支援B型事業所の「ジャバメート」が、発達障がいのある方でも働きやすいおすすめの仕事と向いていない仕事についてご紹介します。
仕事が続かなくて悩みを抱えている方は、参考にしてみてください。
目次
発達障害のある方が向いている仕事・職業

まずは、発達障がいのある方が向いている仕事・職業をご紹介します。
- 自閉スペクトラム症(ASD)の方が向いている仕事・職業
- 注意欠如多動症(ADHD)の方が向いている仕事・職業
- 学習障がい(LD)の方が向いている仕事・職業
発達障がいの種類別に解説しているので、参考にしてみてください。
自閉スペクトラム症(ASD)の方が向いている仕事・職業
対人関係やコミュニケーションを苦手とする自閉スペクトラム症(ASD)の特性がある方は、次の仕事がおすすめです。
- プログラマー
- 設計士
- 倉庫業務
- 清掃・クリーニング業
- トラックの運転手
- 事務職
- ライター
たとえば、システム開発やプログラマーなどのIT業務や軽作業系などが向いています。
自閉スペクトラム症(ASD)の方は集中力やこだわりの強さに長けている場合が多く、正確な作業ができる点から、IT業務や軽作業など一定のルールに沿って働くような仕事がおすすめです。
また、やり取りする人が少ない場合は、ミスが起きにくいうえに安心して仕事を行いやすいでしょう。
注意欠如多動症(ADHD)の方が向いている仕事・職業
集中して作業をしたり話を聞いたりすることが苦手な注意欠如多動症(ADHD)の特性がある方は、次の仕事がおすすめです。
- 販売職
- Webデザイナー
- 広告ディレクター
- エンジニア
- 調理師
- 介護職
注意欠如多動症(ADHD)の方は、苦手なことであれば集中力が短いですが、得意分野であれば高い集中力を発揮する傾向があります。
そのため、調理師や介護職など興味がある分野だと個性を活かしやすいでしょう。
また行動力があるため、体を動かすような積極的にアクションを起こす仕事が向いています。
学習障害(LD)の方が向いている仕事・職業
読み書きを求められる状況を苦手とする学習障がい(LD)の方におすすめの仕事は、次のとおりです。
- デザイナー
- イラストレーター
- アニメーター
- 俳優
学習障がい(LD)の方は物事を視覚的に把握することが得意な傾向があるため、イラストレーターやデザイナーなどのクリエイティブ系のお仕事が向いています。
また得意な分野を活かせることもあり、障がいによるストレスを感じにくいので、仕事が続きやすいです。
発達障害のある方が向いていない仕事・職業
発達障がいのある方が向いていない仕事・職業は次のとおりです。
- 細かな計算が必要な仕事
- 臨機応変な業務が求められる仕事
- 柔軟なコミュニケーションが求められる仕事
それぞれどのような点から向いていないのか解説していきます。
細かな計算が必要な仕事
発達障がいのある方は、細かな計算が必要な仕事はなるべく避けましょう。
なかでも注意欠如多動症(ADHD)・学習障がい(LD)の方は、データ入力や顧客情報の確認などの作業には向いていません。
ただし、計算や事務作業に関するツールを活用できると業務をスムーズに進められます。
細かな計算が必要な場合は、ツールの活用を行うようにしましょう。
臨機応変な業務が求められる仕事
発達障がいの方は、臨機応変な業務が求められる仕事は避けるのがおすすめです。
臨機応変な業務は頭の中が混乱してしまいやすく、仕事でミスしてしまう可能性があります。
ミスが少なくなるように、マニュアルが整っている環境で働くのがおすすめです。
柔軟なコミュニケーションが求められる仕事
発達障がいの方は、柔軟なコミュニケーションが求められる仕事が不向きな傾向があります。
なかでも注意欠如多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)の方は、柔軟なコミュニケーションが必要な場合、ミスを起こしやすいです。
注意欠如多動症(ADHD)は営業職に向いていますが、物忘れが多い傾向にあるため、忘れないようにメモを丁寧にしておくのがおすすめです。
発達障害のある方が利用できる雇用形態
発達障がいのある方が利用できる雇用形態は、「一般枠」と「障がい者雇用枠」があげられます。
それぞれどのような雇用形態になるか解説していくので、参考にしてみてください。
一般枠
一般枠は、障がいがない方と同様の条件で一般企業にて働く雇用形態です。
健常者と同様の条件になるため、給料が高く収入が安定しやすいというメリットがあります。
ただし、障がいがない方と同じ条件になるため、障がいの特性を考慮してもらえない可能性が高いです。
そのため、仕事に関する悩みを抱えてしまい、仕事が続けにくいという方も少なくありません。
メリットとデメリットを理解したうえで選択するようにしましょう。
障がい者雇用枠
障がい者雇用枠は、一般企業で働く中でも障がいの特性に考慮してもらえる働き方になります。
ただし、障がいに考慮してもらうために、職場に配慮してほしい事項を申し出る必要があります。
職場の方に障がいの特性について知られるため、プライバシーを守りたい方には向いていません。
また、障がいに考慮する点から仕事範囲が狭まってしまう可能性が高く、給料が一般枠と比べると低くなりやすいです。
働きやすさを重視したい方は、障がい者雇用枠が向いているでしょう。
福祉的就労を利用する
発達障がいの方は、一般雇用や障がい者雇用のほかに、福祉的就労を利用するのもおすすめです。
福祉的就労では、就労継続支援A型とB型があります。
それぞれどのような違いがあるか解説していきます。
就労継続支援A型
就労継続支援A型は、A型事業所と雇用契約を結び、仕事を行って給料を受け取ります。
一般枠や障がい者雇用で働くことが難しい方が選択できる働き方で、障がいの特性に考慮してもらいながら働ける点が魅力です。
また雇用契約を結ぶ点から最低賃金より低くならず、収入が安定します。
一般企業への就職を目指したい方や安定した収入を希望する方に向いている働き方です。
就労継続支援B型
就労継続支援B型は、事業所と雇用契約を結ばず、B型事業所に通所して仕事を行い、工賃を受け取る働き方です。
雇用契約を結ばないため、最低賃金よりも低い給料になります。
ただし、体調や障がいの特性に合わせて働けるので、働くことに慣れたい方や、無理なく継続して働きたい方に向いていますよ。
札幌市西区にあるジャバメートは、仕事に慣れたい方や無理なく働きたい方におすすめな就労継続支援B型事業所です。いろいろな仕事があるので、できるできない、得手不得手を知ることができます。もちろん、できない作業もできるように支援しています。
長く通うと色々なことができるようになりますよ。
発達障害のある方の仕事選びの3つのポイント

発達障がいのある方は、下記の3つのポイントを意識しながら仕事選びを行いましょう。
- マニュアルが完備された仕事を探す
- 少ない人数で作業を行える仕事を探す
- 業務の変化が起きにくい仕事を探す
それぞれのポイントについて解説していきます。
1.マニュアルが完備された仕事を探す
発達障がいの方が仕事を探す場合、マニュアルが完備された職場を探すようにしましょう。
マニュアルが整っている会社であれば、指示にある内容に従って作業を進めるとミスを避けられます。
しかし、マニュアルが整っていない場合は柔軟に対応する必要があり、上手く立ち回れないとミスにつながりやすいです。
そのため、仕事を探す際には、マニュアルが完備された仕事を探すようにしてください。
2.少ない人数で作業を行える仕事を探す
発達障がいのある方が仕事を探す際には、少ない人数で作業を行える仕事を探しましょう。
少人数で行う場合は、コミュニケーションの量・頻度が減るため、人間関係によるトラブルを避けやすいです。
コミュニケーションが苦手な方は、少ない人数で作業を行える職場をチェックしてみてください。
3.業務の変化が起きにくい仕事を探す
業務の変化が起きにくい仕事は、発達障がいがある方におすすめです。
たとえば、業務に変化がある場合はその都度対応する必要があるため、混乱してしまうケースも少なくありません。
しかし業務の変化が少ない場合は覚えやすく、発達障がいがあってもスムーズに仕事を行いやすいですよ。
発達障害のある方の仕事でよくある質問
発達障がいのある方の仕事に関するよくある質問は、以下の3つです。
- 発達障がい者に適職はありますか?
- 発達障がいは社会人には向いてないと聞いたのですが本当ですか?
- どのようにお仕事を探したら良いですか?
それぞれの質問に対して回答しているため、気になる内容がある方は確認してみてください。
発達障がいの特性がある場合、向いている職はありますか?
発達障がいの種類別に簡単にまとめると、次の仕事が特性に向いている職です。
- 注意欠如多動症(ADHD):販売職・エンジニア・調理師・介護職
- 自閉スペクトラム症(ASD):運転手・倉庫業務・ライター
- 学習障害(LD):デザイナー・イラストレーター・俳優
発達障がいの特性ならではの魅力を活かせる仕事につけると、仕事が続きやすいですよ。
発達障がいがある場合、社会人には向いてないと聞いたのですが本当ですか?
発達障がいの方が、社会人に向いていないというわけではありません。
障がいの特性によってミスが出てしまう可能性もありますが、障がいのない方でもミスをする方は多いです。
そのため、社会人に向いていないわけではないので、気にしなくても大丈夫です。
どのようにお仕事を探したら良いですか?
発達障がいの方が仕事を探す方法では、継続就労支援事業所や相談支援事業所がおすすめです。
継続就労支援事業所は、障がいの特性や仕事の意欲、探している方の得意・不得意を考慮して続けられそうな仕事を提案してくれますよ。
また、相談支援事業所は障がいのある方だけでなく保護者などからも相談受付が可能で、情報を細かく聞いて一緒に考えてくれます。
そのため、仕事探しに困った際には、継続就労支援事業所や相談支援事業所で一度相談してみてください。
まとめ
発達障がいがある方は、障がいの特性に合わせて向いている仕事・向いていない仕事を選ぶのがおすすめです。
また業務の変化が少ない仕事や、マニュアルが完備されている会社を選ぶと、仕事が続きやすいです。
発達障がいの方で仕事選びに迷っている方は、本記事を紹介した内容を参考にしてみてください。
発達障がいがある方は無理なく働けるジャバメートで相談してみよう!

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