
「仕事が続かないけど、発達障がいが原因なのかな…」
「仕事でミスしてしまうことが多い…」
上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
発達障がいは、自閉スペクトラム症(ASD)・注意欠如多動症(ADHD)・学習障がい(LD)などさまざまな症状がありますが、障がいの特性を把握していないと仕事でミスを起こしてしまう可能性があります。
そこで、札幌市西区にある就労継続支援B型事業所の「ジャバメート」が、仕事ができないのは発達障がいが原因なのかについてご紹介していきます。
発達障がいのある方が仕事で抱えやすい悩みや対処法を解説しているので、参考にしてみてください。
目次
仕事ができないのは発達障害が原因?
「仕事は発達障がいが原因なのかな…」と悩む方も多いですが、障がいの有無は関係なく誰でもミスはするため、気にしすぎないようにしましょう。
障がいがない方でも、繰り返しミスをしてしまう場合や、大きなトラブルを招いてしまう場合も少なくありません。
そのため、発達障がいによって仕事ができないのではなく、同じミスを繰り返さないようにどのように対処するべきなのか考えるのがおすすめです。
また、発達障がいの方が抱えやすい仕事の悩みや困りごとを把握しておくと、事前に対処できるようになりますよ。
発達障害のある方が抱えやすい仕事の悩み
発達障がいのある方が抱えやすい仕事の悩みは、以下の4つがあげられます。
- 報連相が上手く伝わらない
- 確認作業の不手際でミスが多い
- 誰に相談してよいのかわからない
- 臨機応変な対応が難しい
抱えやすい悩みを解説しているので、参考にしてみてください。
1.報連相が上手く伝わらない
発達障がいのある方が抱えやすい悩みとして、報連相が上手く伝わらないことがあげられます。
たとえば、「何を報告するべきなのか」「どの内容まで連絡する必要があるのか」「何を相談して何を相談しなくてもよいのか」という点に悩みを抱える方は多いです。
臨機応変に空気を読む力が求められるため、報連相が苦手と感じている方は少なくありません。
事前に報告するタイミングや内容を上司や先輩と決めておくと、報連相で困りにくいですよ。
2.確認作業の不手際でミスが多い
発達障がいのある方の中には、確認作業の不手際でミスが多い場合があります。
なかでも注意欠如多動症(ADHD)の方は注意力が散漫になりやすく、話の途中で違うことを考えていたり、違う作業を行ったりする傾向があります。
注意力が散漫になっている状態はうっかりミスなどを起こしやすいです。
確認作業の不手際をなくしたい場合は、チェックボードなどを活用すると、確認ミスを防ぎやすくなりますよ。
3.誰に相談してよいのかわからない
発達障がいのある方が仕事で悩みを抱えやすい点として、誰に相談してよいのかわからない点があげられます。
コミュニケーションを取ることが苦手な場合は、仕事でわからないことが出ても誰に相談するべきか迷いやすいです。
相談相手に迷った際には、仲が良い方と話をしてみましょう。
仕事内容に応じて誰に相談するべきか教えてもらえる可能性がありますよ。
4.臨機応変な対応が難しい
臨機応変な対応が難しい点は、発達障がいのある方が抱えやすい悩みの一つです。
発達障がいの中でもとくに注意欠如多動症(ADHD)は優先順位をつけることを苦手とするため、臨機応変な対応は苦戦しやすい傾向にあります。
臨機応変な対応が求められた場合は、なにを優先に行動するべきか確認してから対応すると良いでしょう。
体調や障がいの症状に合わせて働ける点が魅力の福祉的就労という働き方もあります。
いろいろな働き方があるので、是非下記の記事も参考にしてください。
発達障害別|特徴と仕事の困りごと

次は、発達障がいの種類別に特徴や仕事の困りごとについて解説していきます。
自閉スペクトラム症(ASD)・注意欠如多動症(ADHD)・学習障がい(LD)のそれぞれの特徴に分けて紹介しているため、当てはまる内容を確認してみてください。
自閉スペクトラム症(ASD)の特徴・仕事の困りごと
自閉スペクトラム症(ASD)の方は、対人関係が苦手で、強いこだわりがある点が特徴です。
得意・不得意をあげると、以下の表の通りになります。
得意 | 不得意 |
---|---|
・物事を黙々と行える ・規範意識が高い ・倫理的な思考力が高い | ・対人関係が苦手 ・集団行動が苦手 ・興味の偏り |
対人関係が苦手なので、職場で孤立してしまうケースが少なくありません。
そのため、コミュニケーションを取る機会が少ない仕事に就くようにすると、ストレスから解放されやすいですよ。
また興味に対する偏りが大きいため、好きな分野を仕事にすると、長く働き続けやすいでしょう。
注意欠如多動症(ADHD)の特徴・仕事の困りごと
注意欠如多動症(ADHD)は、話を集中して聞けなかったり不注意が多かったりする傾向があります。
注意欠如多動症(ADHD)の型の特徴は、以下の表のとおりです。
得意 | 不得意 |
---|---|
・感受性が豊か ・フットワークが軽い ・追求心 ・探究心が強い | ・注意力が散漫 ・話を聞いていない場合がある ・衝動的に動いてしまう |
注意力が散漫になりやすいため、うっかりミスをしてしまうケースが少なくありません。
また話を聞いていない場合があり、大きなトラブルが起きる場合もあります。
ただ、注意欠如多動症(ADHD)は感受性が豊かなので、デザイナーや広告業など想像力が活かせる仕事が向いているでしょう。
ほかにもフットワークが軽いため、営業職などが向いている場合があります。
学習障害(LD)の方の特徴・仕事の困りごと
学習障がい(LD)は、「読む」「書く」「聞く」などが苦手な傾向があります。
得意なことと不得意なことは、次のとおりです。
得意 | 不得意 |
---|---|
・物事を視覚的に把握することが得意 ・コミュニケーションを取りやすい | ・「読む」「書く」「聞く」などが苦手 ・理解するのに時間がかかる場合がある |
学習障がい(LD)の方は、文章を読むことが苦手な読字障害、文字や文章を書くことが苦手な書字障害、機構や数字の認識が苦手な算数障害の3つに分かれます。
それぞれ不得意な分野が異なるため、苦手なジャンルを避けた仕事を選ぶのがおすすめです。
また学習障がい(LD)の方は物事を視覚的に把握する力に長けている傾向があるため、イラストレーターやアニメーターなどのクリエイティブ系の仕事が向いていますよ。
仕事ができないと悩む発達障害がある方の5つの対処法
仕事ができないと悩む発達障がいのある方におすすめの対処法は、以下の5つです。
- 困ったことをメモに書き出してみる
- 周囲の方に自分の見え方を相談する
- 発達障がいの症状や度合いを会社に開示する
- 転職を検討する
- 医療機関で相談してみる
それぞれの対処法について解説していきますので、参考にしてみてください。
1.困ったことをメモに書き出してみる
発達障がいのある方におすすめの対処法では、困ったことをメモに書き出してみるのがおすすめです。
とくに注意欠如多動症(ADHD)の方はうっかりミスをしてしまう場合が多いので、忘れない間にメモをしておくとミスを減らせます。
細かなミスを減らすだけで仕事に対するストレスが減るので、試してみてください。
2.周囲の方に自分の見え方を相談する
仕事ができないと悩む場合は、周囲の方に自分自身がどのように見えているか相談してみましょう。
客観的な意見は参考になりやすく、どのような点に気をつけるべきか再認識できますよ。
また、魅力を聞いておくと、転職が必要になった際に、魅力を活かせる転職を検討することが可能です。
3.発達障害の症状や度合いを会社に開示する
仕事に悩みを抱えている場合は、発達障がいの症状や度合いを会社に開示するのがおすすめです。
同じ職場であったとしても、具体的に発達障がいがどのような症状・度合いなのかわかっていない方も少なくありません。
そのため症状や度合いを伝えることによって理解する人が増えるため、配慮できる範囲の対応を行ってもらえる可能性が高いです。
4.転職を検討する
仕事に対して悩みを抱えている場合は、転職を検討するのもおすすめです。
たとえば、今まで障がいがない方と同様の条件で働いていた場合、障がい者雇用を選択すると、発達障がいに配慮してもらいながら働けます。
また転職を通して経験からキャリアアップを図れる場合もあるため、仕事で悩みを抱えている場合は転職も検討してみましょう。
5.医療機関で相談してみる
発達障がいのある方で仕事に対する悩みを抱えている場合は、医療機関で相談してみるのがおすすめです。
たとえば、職場や周りに相談する相手がいない場合、医療機関に相談すると第三者目線でどのような点が得意・不得意なのか教えてもらいやすいですよ。
不得意な仕事を避けると、ストレスや悩みを減らせるため、相談相手がいない場合や精密な分析を行ってほしい場合は医療機関を利用しましょう。
仕事ができないと悩む発達障害のある方が選択できる雇用形態

仕事ができないと悩む発達障がいのある方が選択できる雇用形態は、障がい者雇用と福祉的就労があります。
それぞれどのような雇用形態か解説していきます。
障がい者雇用
障がい者雇用は、一般企業の中でも障がい者雇用を行っており、配慮してほしい内容を申し出る必要があります。
配慮してほしい内容を申し出ることで、障がいの特性に合わせて配慮してもらうことができます。
そのため、発達障がいがあっても働きやすい環境下で仕事ができます。
ただし、障がい者雇用は障がいに配慮する点から仕事の範囲が狭くなりやすいため、一般枠と比べて給料が低くなりやすいです。
福祉的就労
福祉的就労は、就労継続支援A型・B型事業所で働く方法になります。
一般枠や障がい者雇用で働くのが難しい方でも仕事に就ける方法です。
A型事業所の場合は、事業所と雇用契約を結び、業務内容にあった作業を行います。
雇用契約を結ぶため、最低賃金を下回らず、安定した収入が期待できます。
B型事業所は、雇用契約を結ばず、事業所に通って作業を行い、作業分の工賃を受ける働き方です。
最低賃金を下回ってしまいますが、体調や障がいの症状に合わせて働ける点が魅力となっています。
たとえば、午前中だけ勤務や、週1~2回から働くことも可能です。
少しずつ働くことに慣れたい方は、B型事業所がおすすめですよ。
札幌市西区にあるジャバメートは、就労継続支援B型事業所で、これから仕事に少しずつ挑戦したい方に向いています。
無理のない範囲で作業内容を相談しながら働くことが可能です。
少しずつ働きたい方は、見学や体験も行っているので、一度ジャバメートに相談してみてください。
まとめ
仕事ができないのは発達障がいが原因だと考えてしまう方も多いですが、すべてが障がいのせいというわけではありません。
障がいがない方でもミスをすることは多く、注意するべき点を意識できるとトラブルを防げますよ。
本記事で紹介した内容を参考にしながら、少しずつ働きやすい環境を作っていきましょう。
まずは無理なく働けるジャバメートでお仕事に慣れよう!

ジャバメートは、札幌市西区二十四軒(札幌中央卸売市場向かい)にある、就労継続支援B型事業所です。地下鉄東西線「二十四軒駅」から徒歩8分と、地下鉄で通える便利なアクセス。
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